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第83回『IF I AM』(12/13)

更新日:2012年12月20日

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今年度の配信、残り2回となりました。

第83回『IF I AM』の録画はこちら→http://www.ustream.tv/channel/ifiam

 

番組内容

1.高校生make未来弁当の紹介
2.NPO法人スマイルシードさんのお話
3.告知コーナー 未来仙台市決勝戦

出演者

MC 東北学院大学3年 小松正法さん

bud仙台メンバー
聖ウルスラ学院英智高等学校 五十嵐有沙さん
常盤木学園高等学校 阿部望さん 他3名

NPO法人スマイルシード理事長 黄本富士子さん

未来仙台市実行協議会スタッフ
東北学院大学4年 今野さん
東北学院大学4年 高橋さん

東北大学4年 根本聡一郎さん
東北学院大学4年 庭田苑香さん

 

1.高校生make未来弁当の紹介

若々しい高校生5人の登場。bud(ブッド)仙台メンバーの皆さんです。
仙台メンバー代表の 五十嵐有沙さんを中心にお話を聞きました。

budは名古屋の女子高校生が最初に立ち上げたボランティアチーム。
どうやって名古屋の学生と知り合いになったのでしょう?

それはNHK東北発未来塾の企画がきっかけだとか。
名古屋の女子高校生が、自分たち名古屋の高校生と仙台の高校生でお弁当をつくりたいという提案をしたとのこと。
budの皆さんは、チラシ、Twitter、Facebookなどを通して彼女たちと知り合ったそうです。

東北産の食材を消費して(地産地消)、地域の活性化にもつなげることで、被災地の支援を したい、
との思いでお弁当に力を入れて活動されています。

ところで、なぜ「bud(ブッド)」?

budには「芽」の意味があります。芽となって、被災地を笑顔にしよう という意味が込められています。
読みは「バッド」なのですが、ある高校生が間違えて「ブッド」と読んだそう。
これもこれでいいな、「バッド」だとbadを連想させることもあるし、ということで読み方が「ブッド」になったのでした。

気になるお弁当の中身は? こちらをご覧ください!

budさんのブログから画像をお借りしました。

味噌カツとあんかけスパゲッティは名古屋名物。
その他のおかずはすべて仙台名物だったり、仙台の食材を利用したりしています。
わかめご飯が高校生に大人気だそうです。
三陸産のわかめを使っているこのご飯ですが、
わかめご飯は小学校中学校の給食で出たのでなつかしい、と。納得です!

このお弁当、現在「こごみ亭」さんでのみ販売されています。
こごみ亭は栄養士さんのいるお店で、荒町と宮町にあります。
また、仙台市立病院でも販売しています。

値段は550円。手軽に買えて、大満足のボリュームと美味しさです。

budの皆さんがお弁当作りに取り組んだ当初は、カロリーが高い、コストが高いなどのことがあって、
現在はこごみ亭さんの協力を得て、原則このお店でのみ販売しているそうです。
12月1日から3月11日まで販売予定。
現在は様子を見ながら作る数を調整しているとのことで、売り切れてしまう可能性もありますが、
人気のときは3月11日以降の販売も検討されるようです。
春が来たら、お花見のために発注をお願いしてみるのはいかがでしょうか。
有沙さんは今後の活動について、
お弁当の企画が終わったら新しい企画をたて、被災地に貢献したいと話してくれました。

budブログ→http://bud-ashitahe.jimdo.com/
Facebook→http://www.facebook.com/bud.ashitahe
Twitter→@bud_ashitahe

budの皆さん、ありがとうございました!

 

2.NPO法人スマイルシードさんのお話

つぎに、NPO法人スマイルシード理事長の黄本富士子さんにお話を伺いました。

黄本さん自身が石巻出身で、震災直後に何かしないではいられなかった、というところから立ち上がった団体。
震災による出会い、というお話をされていました。世界中からボランティアの方々が駆けつけてくれて、
自分がこうしたいああしたいではなく、ボランティアの人たちとできることを今日やろう、という姿勢で活動されています。

幅広い活動をされていて事業が9つもあるようですが、特に大事な事業は?
と、初MCの小松さん。

事業で力を入れているのは、継続的に行っている植栽植樹活動だそうです。
森作りをテーマにして、地域の人たちと一緒に環境整備に取り組まれています。
また、地元の学生と一緒に活動したり、職業体験の場所をアテンドしたりすることにも精力的です。

事業をして体験した方に考えてほしいこと、こうなってほしいということはありますか?
と小松さんが尋ねると、これは大事なことなのよ、良く聞いてくれたね~と黄本さん。

黄本さん自身が高校から仙台で、「ふるさと石巻を捨ててしまった側」と。震災を期に戻られました。
震災では石巻にいたくてもいられない人が出ました。
石巻は「再生というチャンスをいただいた地域、
そこに宮城・東北の人がどんどん足を運んで、どんどんいいまちづくりを」

仙台の人たちが東松島・石巻に足を運んでいないことが残念だ、と黄本さん。
本当に地域を知ることができていない、震災は不幸なできごとだが地域を知るためにはいいチャンス。
誰しもが体験できないことを体験できるすごいチャンス、と。
スマイルシードさんの活動には、今年の4月から10月の間に、全国から1500名の方々が参加されたそうです。
その中で宮城の人は100人おらず、そこから見えてきたものがあるとおっしゃいました。

被災地の学生と全国の学生で、震災に対する格差がある

宮城の人は被災したという意識が強く、自分たちが何かしなきゃ、というところになかなか至らない。
全国からは熱い方々がたくさん。中越、神戸の体験や、九州だと台風が多いので、災害に対する意識レベルが違う。
宮城の人々が彼らと体験を共有して学べば、全国的なものすごいネットワークになります。

被災者にならない」ことをテーマにしないと、いつまでも行政、政治、ボランティアに何かを求め、自分たちは動かない。

実際に参加された方々は、教科書やマニュアルでは学べない感性、チャンネル、スイッチが入るようです。
ダンス、ワークショップ、野外活動などを通して、数時間の間で変わってしまう。

例えば植樹だと、短い時間に集中してやることで達成感があり、景観がきれいになり、
観光復興と伝えると誇りが持てるので、みなさん逆に感謝して帰られるそうです。
それを見た地域の大人たちの、自分たちも何かしなければ、という相乗効果も。
グッズ販売も行っています。やはり植樹・植栽で困ることは活動資金で、
国レベルでレベルアップしていくことが必要だけれど、今は助成金、寄付などで活動されているといいます。

缶バッジは1個300円。これで花の苗1ポットが買えます。
子供たちの学習支援やワークショップのためにも、売り上げの一部利用しています。

この300円分で宮城に花が植えてあるんだ、という意識が重要」だと。
どれだけ植えたかはHP、特にフェイスブックに載せてあるとのことです。

Facebook→http://www.facebook.com/npo.smileseed
HP→ http://www.facebook.com/npo.smileseed

今後の活動について、

東松島の奥松島中心に雑木を植える。公園に木を植え、森を作り、憩いの場所を作る。
スローガン「森と海の約束 憩いの森 希望の島」

11月からは雄鹿で、「海と森の黄金街道 麗しのビオトープ」のスローガンのもと、
子供の遊び場所を作るために鎮守の森、山、沢の整備を行う予定です。
そして、人材育成は急務だ、と。「人材とか教育とかってあまり使いたくないんだけれどね」とおっしゃりながら、
大人の意見だけだと町自体がつまらないものになる

言うだけではなく体験し、地元の人とコミュニケーションをとるのに、この活動は重要。
結果的に地域の将来を考えるから、地域を離れないですむ。

NPOスマイルシードさんの活動に参加するには、HPのメールアドレスに記入してくださいね。

黄本さん、ありがとうございました。

 

3.告知コーナー 未来仙台市決勝戦

未来仙台市実行協議会スタッフの、東北学院大学4年 今野さんと高橋さんの登場。
今野さんが可愛くて画面に見入ってしまいましたけれど…笑
ブログを書くのが遅かったので、この決勝戦は終わってしまいました。申し訳ありません。

事後報告のかたちになってしまいますが、簡単に内容をご紹介します。

コンセプト:「自分がもし仙台市長だったらどういう政策・まちづくりをするか」
30年後の仙台市を描き、今から予算などどうプランをたてていくのか検討します。

約8チーム中、予選を勝ち抜いた3チームが当日観覧者の前でプレゼンし、優勝を決めました。
本物の仙台市長さんも来られて、優勝特典として、本物の市長に自分たちの政策を訴えることができます。

実際に参加される根本さんも登場し、
こうなったらいいな、というふわっとしているものを若者が政策に落とし込もうとする過程が実りあるもの、と。

実は、根本さんのチームは惜しくも決勝進出を逃したのですが、

 決勝で発表できなかったのしぬほど悔しい
どう考えても投票方法おかしい
ネット上に自分たちの発表全部上げるわ

(Facebookから勝手に引用しました…お許しください)
という根本さんの意向で、来年最初の1月10日の配信で未来仙台市が特集されるようです。

『IF I AM』1月10日 未来仙台市延長戦「世紀末仙台市」 ぜひお見逃しなく!

その前に、今年最後の今日の配信もご覧くださいね!
せんべい汁をつつきながら今年一年を振り返るようです。

ブログはたまゆかが担当しました。

Togetterまとめ→http://togetter.com/li/422512

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