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第56回『IF I AM』(5/24)

更新日:2012年05月26日

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はじめまして。ゲストライターの東北学院大学法学部小野寺洋太と申します。
2012年5月24日配信の『IF I AM』をご紹介します。
第56回『IF I AM』の録画はこちら

番組内容
1.  やっぺす!起業支援ファンドの活動インタビュー
2. 大友さんの被災地物産品紹介
3. 「クラウドファンディング」について学生トーク

出演者
<MC>:三神 志織さん(東北学院大学3年 )
<ゲスト>:
「ゲストトーク」出演者
やっぺす!起業支援ファンド
                      松原光平さん(石巻復興支援ネットワーク事務局)

「クラウドファンディング」学生トーク出演者
根本聡一郎さん(東北大学文学部4年)
高橋駿介さん(東北学院大学法学部4年)
松ヶ根北飛さん(東北学院大学法学部4年)
松原光平さん(石巻復興支援ネットワーク事務局)
佐藤瑞希さん(東北学院大学経営学部3年)
渡辺聡さん(東北大学経済学部4年生)

やっぺす!起業支援ファンド

やっぺす!起業ファンドとは、石巻復興支援ネットワーク内で4月1日から新しく始まった、若者・女性による地域復興発展事業が円滑に進むようコンサルティングを行うという機関です。

番組内では触れられていませんでしたが、「やっぺす」とは三陸に住んでいる方達が使う方言で「やろう!」という意味があるのではないでしょうか?

話がそれてしまいました。この「やっぺす!企業ファンド」は審査によって支援をする企業さんを決定しており、その際地元の人達がいかに主体となって活動を進めていけるか、に重点を置いているとのことです。

番組内でも触れられていたように、地元の方が主体的に行動して初めて”復興”と言えるのではないか、と私も考えています。
私が以前受講した大学の講義によると、全国の人から見ると我々東北に住んでいる人々は寡黙で我慢強い性格を持った方が比較的多いという印象があるようです。(もちろん個人差はあると思いますが。)

ですがこれからの世の中ではより柔らかな対応が求められているのかなと感じています。世の中にある様々な方のアイデアを活用しながら自ら立ち上がるという方法といいますか。

現在第2期審査の募集中とのことなので、企業に興味のある若者・女性の方はやっぺす!企業ファンドにアクセスしてはいかがでしょうか。

被災地物品紹介

続いては大友さんのコーナー。 今回は宮城県内で有名なお酒”浦霞”を鋳造している株式会社佐浦さんから発売された「希望の夜明け」という焼酎の紹介です。

この焼酎は被災した米の醪*を生かした焼酎とのこと。そのため焼酎によくある”独特の香り”が少なく、気軽に楽しめる味に仕上がっている。
*もろみ:酒などを作るために醸造した液体の中に入っている、原料が発酵した柔らかい固形物)

大友さん曰わく限定品のため品数は限られているそうです。興味を持った方は佐浦さんのサイトにアクセスすることをお勧めします。
去年の今頃はあまりお酒を飲む機会がなかったので、このニュースからも少しずつ東北が復興に向かって進んでいるという事実が表れているのではないでしょうか。配信をみながら心が穏やかになりました。

学生トーク

そして最後は根本君のコーナー。
今回のテーマはクラウドファンディング。

クラウドファンディングとはある意志を持った人や会社が意志を実現するために資金をインターネットを通じて募るというもの。
最近では奨学金を受け取ることの出来なかった大学生がこのツールを用いて授業料などの支援を募ったことが一時話題となりました。

「従来のファンドと違って、小規模の資金を容易ににネット上で集めることが出来るよね」

「クラウドファンディングはお金を集める他に「共感」も集めることが出来るのツールなのでは?」

「復興事業に関しては助成金に頼らずに資金を集めることが出来る。」

「クラウドファンディングを用いて資金を募るためには、どこまで情報を公開すればいいのか。」
(例えば「学業支援」の場合は私生活面の情報も公開しなければならないのか?)

「対価の面で”特別な何か”を持っている人間しか支援を受けられないのでは。」

「クラウドファンディングを用いた資金の募り方はアイドルのファンクラブのようなものでは?」

などなど、短い時間ではありましたが、たくさんの意見が飛び交いました。

情報媒体の発展に従って資金募集の手法も多様化しているようです。
放送の中でクラウドファンディングの特徴を通じて個人に寄付するという概念が出てきたのはとてもおもしろいことであると私も同様に感じました。そしてその分出資する事業に対する思い入れも従来型のファンドよりも強くなるのではないかとも考えました。

そのために必要な情報をどこまで公開するべきなのか、は今後議論を重ねていく必要があるのではないかと思います。
おそらくその議論の中で「クラウドファンディングに適した事業」が絞られていくのではないでしょうか。

 

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以上の記事は、ゲストライター小野寺洋太くんに書いてもらいました。
『IF I AM』のメンバーたちと同じ仙台の大学生である小野寺くん。番組を観て、共感や驚きなど様々なことを感じ、考えてくれたようです。
今度はぜひ、スタジオにも 遊びに来てくださいね!

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第56回『IF I AM』配信時の皆さんのつぶやき