こんにちは。ゲストライターのミニゲッチュと申します。

第62回2012年7月5日配信の『IF I AM』をご紹介します。

第62回『IF I AM』の録画はコチラ

番組内容

6/30に岩手県大槌町で催された、『おおつちありがとうロック・フェスティバル』の模様

番組出演者

 　MC　根本聡一郎(東北大学文学部４年)

　報告者　大友赳雄(東北学院大学経済学部３年)

 おおつちありがとうロックフェスティバル

今回は、6/30に、岩手県大槌町で催された『おおつちありがとうロックフェスティバル』を、

ユーストリーム配信の中継を行ったスタッフと共に、録画や写真を観ながら、

和やかに、振り返りました。

 

実行委員長 古館王士氏 によると、震災・津波で、一瞬のうちに、すべてを失い、

悲しみの町になってしまった大槌だけれども、

国内外から熱く、また温かい支援を受けて、

「皆さんのお蔭で、こうして今、元気に生きています、ありがとう」

という気持ちを伝えたくて、このロックフェスを企画したそうです。

 

炎天下のもととは言え、生の音楽が聴ける楽しさと、ノリのいいロックで、

皆さん盛り上がったようです。

ステージは、 ショッピングセンターの屋上(マストステージ) 、

旧大槌小校跡地に仮設されている、キラキラ商店街、 おらが大槌復興食堂、 の3ステージ。

マストステージでは、向川原虎舞、 EL CAMINO、 松本哲也バンド、 The Mackshow、

prisoner.11、 太陽族、 横道坊主、 THE STREET BEATSの演奏。

[おらがステージ] [きらり絆ステージ]では、 寄席、伝統芸能が披露されました。

この演奏の模様は、おおつちありがとうロックフェスティバルのHPで、ご覧になれます

 

また、会場では新おおつち漁協の協力で、うに祭りが催され、

新鮮で色艶の良いウニが、無料で振る舞われたそうです。

来場者は、若者の音楽と大槌町の文化、味覚を堪能し、

フィナーレには、町内外からの支援で、花火約６００発を打ち上げられ、

感動の中、これまで復興を支えてくれた全国のボランティアらへ

「ありがとう」の気持ちが発信されました。

 

録画を観終わった後、配信の模様の写真と共に、大槌の町の写真も紹介されました。

大槌北小学校では、震災があった日のまま、 時計が3時で止まっていました。

沿岸部は、一年以上経っても変わらず、復興が進んでいないのが現状です。

国民の意識が薄れていくのには、メディアの一過性にも問題があると思われます。

市民メディアが、継続的に、現状を配信するべきなのでしょう。

 

今回、ユーストリーム配信の裏側では、配線など、色々な苦労もあったようですが、

多くの視聴者が参加してくれたことで、スタッフもやりがいを感じられたようです。

海産物の美味しい大槌の魅力に、「行ってみたい」という声も上がっていました。

 

実行委員会のお話では、希望、勇気、愛のつまったロックフェスを、

未来ある子供達、これからこの町を作る大人達、若者達、

仮設住宅に居るおじいちゃん、おばあちゃんや、大槌に来てくれた人や、

思いやりある沢山の人たちと、共有して、

また、同じく被災している方々へ夢と希望を届けられるように、

これからも、このロックフェスは続けていくそうなので、

是非、皆さんも、大槌に足を運んでみて、大槌町を盛り上げていきましょう!

 

番組を観終わり感じたことは、こうしたフェスティバルを企画している被災者の方々は、

決して、復興が進み、余裕が出来た訳ではなく、

今も、必死に自らを奮い立たせているという事です。

まだまだ、復興には時間や人手、お金がかかります。

今後も、復興支援の灯が消えることなく、

震災を忘れることなく、皆で力を合わせていく必要があると思いました。

 

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第62回『IF I AM』配信時の皆さんのつぶやき