こんにちは、ゲストライターの長谷川まみです。

1月23日に配信された第135回『IF I AM』のまとめブログをお届けします。

録画はこちらです。http://www.ustream.tv/recorded/43007974

出演者

MC:根本聡一郎（NPO法人メディアージ）

洞口 駿（東北大学1年）

菊池 遼（東北大学大学院）

由佐充彦（東北学院大学3年）

 

東北のネーミングライツを考える

今、東北の様々な施設がネーミングライツ（命名権）を導入しています。

ネーミングライツ（施設命名権）とは、スポンサー企業の企業名や
製品名などのブランド名を付けることのできる権利です。

今回、話題にあがったのは仙台市による
歩道橋のネーミングライツパートナーの募集です。
得られた収入を道路の維持管理費に充てて、
市民の安全安心とサービスの向上を図ることを目的として
ネーミングライツの導入を決めたそうです。

◆仙台市ホームページ
「歩道橋ネーミングライツパートナーを募集しています」
http://www.city.sendai.jp/business/d/1211633_1434.html

ネーミングライツを導入すると、施設側は長期的な安定収益が得られるようになり、
スポンサー側も施設来場者へのPRやメディアへの露出によって
企業名や製品名等の認知度向上・イメージチェンジ等の効果が得られるようになります。
さらに、施設の地域社会の活性化に貢献することにも繋がっていきます。

プロ野球・楽天の本拠地、県営宮城球場も2005年に
ネーミングライツの売却を決定し、「フルキャストスタジアム宮城」や
「日本製紙クリネックススタジアム宮城」へと名前を変え、
来年からは、「楽天koboスタジアム」に変わることが決まりました。

「楽天koboスタジアム」は名称の中に「こぼす」と入ることで、
エラーが増えるのではないかとの不安を感じている人も・・・。
やっとなじみが生まれたKスタから、koboスタに変わるのも違和感があります。

けれども、楽天ファンはついティッシュはクリネックスを選んでしまったり、
試合後のテレビや新聞でスタジアム名を見聞きする回数が大きいことから、
皆さん、ネーミングライツの効果を日常的に感じているようです。

また、味の素スタジアム（旧名称：東京スタジアム）が公共施設で
初の事例としてネーミングライツが導入されたということもあり、
サッカースタジアムはネーミングライツの導入が上手いという話もありました。
実際に野球場やドームに比べると認知度が低いサッカースタジアムが
ネーミングライツによって知名度を上げています。

近頃は、公衆トイレや駅、人名までさまざまなジャンルの
ネーミングライツの導入事例が増えています。

しかし、ネーミングライツはメリットばかりではなく、
募集しても応募がなかったケースや、名前が浸透しなかったり、
マイナスイメージがついてしまうこともあるようです。
また、やはり地元の施設は、地元の企業の名前がついて欲しいという
意見もあがりました。

歩道橋のネーミングライツの話題に戻ると、
そもそも施設と違って、利用者が限られる歩道橋に
名称が定着して効果が生まれるのだろうかという疑問が生まれました。

たしかに「○○○歩道橋行こうぜ！」とか「歩道橋で待ち合わせ！」
みたいな会話はなかなかないですよね・・・
メディアに取り上げられることもあまり想像できません。

現在も歩道橋のネーミングライツは募集中です。
契約料はネーミングライツの事例にしては格安の年額30万円程・・・
どんな企業や法人から応募があるのか、どんな名前がつくのか、
そしてどのように活用されていくのか非常に興味深いですね。

＜参考＞
◆命名権（ネーミングライツ）情報サイト
命名権.com
日本中の様々なネーミングライツの販売情報や
決定した名称例などネーミングライツのニュースが集められたサイトです。

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これからも仙台市のおもしろい取り組みをいろいろと紹介していきます！

IF I AMで取り上げてほしい話題や取材に来て欲しいことも募集中です。

 

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ゲストライターの長谷川さんには、お忙しい中録画を観て記事を書いていただきました。番組内容を分かりやすくまとめてくださり、ありがとうございました！

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第135回『IF I AM』配信時の皆さんのつぶやき