第85回『IF I AM』(1/10)
カテゴリー:IF_I_AM, 番組情報 タグ:FiveBridge, IF I AM, MC庭田, Teach For Japan, 学生復興会議, 未来仙台市
更新日:2013年01月13日
こんにちは
ゲストライターのミニゲッチュと申します
第85回『IF I AM』~世紀末仙台市~ を御紹介致します
番組録画はコチラからどうぞ
番組出演者
■MC
庭田苑香さん 東北学院大学4年
■Team Nautilus
根本聡一郎さん 東北大学4年
園部幸久さん 東北大学4年
佐藤恵太さん 東北大学4年
■NPO法人ドットジェイピー
長谷川 颯也さん 東北学院大学2年
■Teach For Japan
遠藤 芽生さん 東北大学2年
『未来仙台市』について
『未来仙台市』とは、若者を対象とした自治体の政策デザインコンテストで、
2012年1/16に、日本で初めての取り組みとして行われました。
「もし自分が仙台市長だったら」というテーマのもと、
次代を担う若者が30年後のビジョンを掲げ、
それを10年後の予算にまで落とし込むことで、
「若者らしい斬新かつ現実性を備えた夢」を、
コンテスト形式で 競い合う提案型プログラムです。
優勝チームには特典として、仙台市長とのパネルディスカッションの場が用意されました。
市長と30年後の街(仙台)について話し合ったことは、
自治体にも、参加した若者たちにとっても、大いに刺激となったのではないでしょうか。
この『未来仙台市』を通じて、 若者の皆様には、
真剣に30年後の「未来」を考え、 発信することの楽しさを感じ、
「30年後の仙台市は自分たちで作っていくんだ」という、
未来に対して当事者意識を持っていただけていたら 幸いに思います。
Team Nautilusプレゼン
Vision-1, “千代の「今は昔」を紡ぐ街”
今回の放送は、惜しくも決勝戦に出場出来なかった、
Team Nautilus(チームノーチラス)のプレゼンを再現する形で番組が進められました(ちなみに”ねも船長”こと根本さんは、当番組のMCでもあります)
Team Nautilusが、目指すのは、
1995年から2000年の5年間に、 20歳から29歳世代の 15万人が、
東北地方から流出している事を受け、
その 流出転出を止めることによって、
仙台に若者が多い活気づいた町にする事です
ビジョンキャッチコピーは、 “千代の「今は昔」を紡ぐ街”です
昔々の仙台から、将来の仙台を、千代まで永く、
また沢山の世代を繋いでいこうという意味が込められています
以下、項目ごとに、Team Nautilusのビジョンを御紹介致します
Vision-2, 策定背景
仙台が積み重ねてきた情報、技術や風景、生き方を、
新しい技術や発想、職業と組み合わせていこう というのがコンセプトです
Vision-3, 今は昔×IT技術 -AR とは?-
ARとは、Augment Reallity (現実を拡張させる)の略で、
スマートフォンのカメラを通して、現実に+αの情報・意味を与えるIT技術です
ARを活かして産業を活性化できるのではないかという発想です
Vision-4, 未来型ディスプレイ
将来的にディスプレイは、
ウエアラブル(着られる・身に着けられる)になるといわれているので、
メガネやコンタクトレズ型のディスプレイを広めることにより、
スマートフォン、タブレット市場の成熟を推し進め、
より身近に、手軽に、現実状況に、拡張情報をプラスできるようにするという考案です
Vision-5, 重点政策①
仙台を、世界唯一の「拡張都市」にする為の政策
例)
◆IT得区である強みを利用し 50億円規模でIT技術者の育成と、
ITベンチャーの支援を実施する
◆リピーターを産む、「表情を変える観光スポツト」の創造
Vision-6, AR×まちつくり
仙台は地震発生が多いが、30年後の仙台では、
例えば、地震発生直前に 地震速報プラス安全な場所への案内が、
ARとしてディスプレイに表示されるようにする
更に、ディスプレイを身に着けていると、
街中で、歴史上の人物や、人気キャラクターが、
スポットごとに3D化して見える等の効果を利用して、 観光スポットを増やす
Vision-7,
30年後の仙台では、
◆観光客が、年200万人増加し、年80億の収入の増加がみこめる
◆ITに関する雇用が増加し、若者層の人口流出STOP
Vision-8, 重点政策② NPOで働けるまち
NPOとは、 Non Profit Organization(非営利組織) の略
将来的に今よりも、行政や企業の手が届かないところに目を向け、
社会的弱者に手を差し伸べる機関になっていくことを踏まえ、
日本最大の合同説明会「NPOバザール」を開催 して、
NPOで働きたい人を仙台に呼びこむ
その為に必要なこととして、以下が挙げられる
◆NPOに対する理解の促進、寄付文化の醸成
クラウドファンディング=ネット上で小口の資金を沢山集めることで、
大きな資金にすることを根付かせる
◆東日本大震災での教訓を「仕組み」として残す
Vision-9, 今は昔×新しい働き方
30年後の仙台では、
◆寄付文化を成熟させる
◆行政の社会福祉サービスの負担額が年100億円規模で軽減する
◆NPO就職という雇用が安定して発生する
Vision-10,仙台市の独自性 -今は昔×新感覚テーマパーク-
都市部と隣接した、豊かな農地であり、沿岸部でもある、
若林区を大黒柱にし、仙台市の独自性を活かし、新感覚テーマパークを造る
Vision-11,.重点政策③若林区一次産業パーク化構想
第一次産業をアトラクションとした体験型テーマパークを造り、
独自の地形・環境を生かした「仙台の観光地のひとつ」とする
例)
◆植林体験 in 長喜城・いぐね
◆市民農園 in 仙台平野
◆しじみ取り in 貞山堀
このテーマパークにより 観光客が年50万人増加 年40億の税収増加
テーマパーク運営にかかわるスタッフ雇用創出
プレゼン資料
番組では以上のような内容を発表があり、視聴者の皆さんからもいろいろ質問が出ました。
番組内では見せられなかった部分も含め、プレゼン資料が公開されていますので、ご興味のある方は、ぜひ御覧ください。
『未来仙台都市』運営秘話? NPO法人ドットジェイピー 長谷川 颯也さん
番組最後に、NPO法人ドットジェイピーの長谷川さんに、
今回、『未来仙台都市』を運営した感想を、お話しして頂きました
熱意ある参加者や仙台市の職員の方々に触発されて、やる気が湧いてきて遣り甲斐を感じたそうです
普段ドットジェイピーの活動をしていて、
若者と政治を結びつける事の難しさや、
教育と政治というのは折り合いがつかない面もありますが、
その間に、こうしたイベントが行われることで、スムーズに政治に詳しくなってもらえたり、
町を好きになってもらえるのではないかと思い、
今後も積極的に運営・参加していきたいと思っているそうです
告知 -冬季寺子屋くらぶ- Teach For Japan
Teach For Japanの遠藤 芽生さんから、以下のお知らせがありました。
冬季寺子屋くらぶでは、2/9~3/22 毎週土曜日に、
学習支援事業を開催しています
冬休みということもあるので、参加しやすいかと思われます
是非、参加してみて下さい
詳細は、Teach For JapanのWebサイトでご確認ください。
告知 Eテレ・東北未来塾、出演 !
1/11、 23:30~23:50 Eテレの、東北発未来塾 に『IF I AM』のスタッフが出演し、番組の紹介をしました。
EテレのWebサイトにも掲載されています!
2013年1月11日(金) 「インターネット番組 IF I AM」 | 未来への芽 各地の取り組み | 東北発☆未来塾 | 明日へ ―支えあおう― NHK東日本大震災プロジェクト
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新年第1回めの今回は、昨年も大変お世話になったゲストライターのミニゲッッチュさんにまとめていただきました。
今年も『IF I AM』を、どうぞよろしくお願いします!
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