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第73回『IF I AM』(10/4)

更新日:2012年10月05日

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こんにちは、ゲストライターのミニゲッチュと申します

第73回 『IF I AM』を御紹介いたします

今回のテーマは、震災とデマについてです

番組録画は、コチラからどうぞ

<番組内容>

第1部 デマってなんだろう?

第2部   ディスカッション-デマについて-

第3部 イベント告知

 

<番組出演者(第1部、第2部)>

MC 東北学院大学文学部4年 根本聡一郎さん

東北大学経済学部3年 井上尚人さん

東北福祉大学3年 佐藤多門さん

東北大学農学部2年 大谷宏さん

東北学院大学3年 斉藤陽香さん

 

 第1部, デマってなんだろう?

まずは、デマの語源から・・・

デマの語源は、 デマゴークという古代ギリシャの戦闘的民衆指導者の名前が略されたもので、

民衆を扇動して、良くない方向、間違った方向へ向かわせることを指すそうです

 

その後、震災時、実際に流れたデマが、いくつか紹介されました

〔「注意!地震に関するデマ・チェーンメールまとめ – NAVER まとめ 」を参照しながら〕

 

  • 埼玉県の水道水が危ない
  • 自衛隊が支援物資を受け付けている
  • 阪神淡路大震災時、女性が襲われる事件が多発したので気を付けるように
    (実際は多発していなかった)
  • うがい薬を飲めば放射能汚染を予防できる

 

中でも際立ったのが、コスモ石油の工場が、爆発して、危険な物質が拡散し、

降った雨に有害物質が含まれているので「皆さん、カッパを着て外に出るように」

というチェーンメール が流れた事例

コスモ石油では、公式に否定したのですが、 実際には大勢の人に拡散されてしまって、

信じてしまった人も多かったようです

 

また、福島県双葉病院では、患者を置き去りにして医師ら医療従事者が避難したという、

報道が流れたのですが、 実際には、患者が全員避難するまで、

院長他、職員が付き添っていたにも関わらず、 未だに、誤解が生じているそうです

 

また、ワンピース著者の 尾田栄一郎さんが東北に15億円の寄付した、

福島第一原発の影響で韓国に放射能物質が飛んでいる 、

食塩を摂取すれば、放射能の害が防げる、などのデマもあったようです

 

様々な思い、意図から作られたデマが、ツイッターなどの媒体で、

拡散していって、人々を惑わしてしまったという事実がありました

 

ここで、根本さんから、〔震災の一週間後位に、 東京都の水道水から、

多量のDHMOが検出されたので気を付けて下さいというというツイートが流れ、

東京の水は危険だと不安を煽ったのだが、 そのDHMOの正体とは? 〕というお話しが出ました

 

DHMO( Dihydrogen Monoxide )の定義として挙げられたのが、

重篤なやけどの原因となる

水酸と呼ばれ酸性雨の主成分

各種の残酷な動物実験に用いられる

多量に摂取すると死に至る

原子力発電所でも用いられる 、などなのですが、

 

実は、di(2つの)hydorogen(水素)プラス mono(1つの) oxide(酸素) 要するに、水なのです

しかしながら、情報の氾濫、拡散により、多くの人が惑わされることになってしまいました

ひとつの情報には、多面性があり、一方向だけで捉えないよう気を付けるべき、

という一例でした

 

第2部, ディスカッション -デマについて-

ディスカッションに参加した皆さんが、少なからずデマに遭遇していたようですが、

では、デマを減らすためにはどうしたらいいかをテーマに話し合いました

そこでまず、根本さんのお話しから、

「原発についてもっと知ってほしい」 という有名サイトの内容が虚偽であった旨を知り、

皆さん驚きを隠せないようでした

著名人による誤った情報の拡散にも気をつけなければいけないし、

ウィキペディアの信憑性も怪しい、

情報ソースを確認しないまま鵜呑みにしてはいけないなど、多くの意見が出ました

 

対策としては、まず、発信する人が不確実なことを発信しないようにする、

また、個人が流す情報を管理する事は、難しいので、

極論ではあるが 、ツイッターに免許制度を設ける必要もあるのではないか、

という大胆な意見も出ました

 

そして、デマを防ぐのは、実際問題、無理なんじゃないかという意見も出ました

だからこそ、受け手側は、容易に信じない・騙されないように 防御する、

常に疑って真実を見極めることも大事なようです

 

ここまで話し合い、やはり、 デマを流す行為は容易には、止められないので、

いかに訂正情報を流すか、にも話が及びました

デマが拡散されたのは、ツイッターだけでなく、フェイスブックや、SNSでもありましたが、

ツイッターに関して言えば、非公式リツイートが消えずに、独り歩きする 危なさにも

問題があり、容易に解決出来る問題ではないようです

 

ツイッターで拡散したデマの訂正には、限界があるので、

一番には、テレビで国の要人から直接、国民に、これこれはデマだと、

公言してもらうのが良いと思われますが、新聞等メディアの報道も必要になってくるでしょう

 

ただ、マスコミの影響力は大きいという反面、

前述の双葉病院についての誤報には、訂正放送が無く、

未だに尾を引きづっているという問題も残されています

あらゆるところから飛び交う情報の総括を、誰がどういう手段で行うべきか、

これは今後の課題になっていくのでしょう

 

視聴者の方々からの意見には、

「情報ソースの確認は大切、 正しい情報を得ようという」ものや、

「ネット上の情報を自分の目・足・頭で確認しないまま信じてしまうことはよくあるけど、

それは浅はか。しかも、調べようとすれば調べられることさえ妄信しがち。

中学生の頃に学校で、リテラシー教育をするべき」という厳しい意見もでました

 

イベント告知

〔未来仙台市・プレイベント〕

NPO法人.jp自治体コンサルティング事業部より斎藤陽香さん

2012年  10/6 (土曜日)

会場 東北学院大学土樋キャンパス5号館5階にて

開場14:00  開始14:30 終了17:00予定

「未来仙台市」プレイベント

“さあ、描こう仙台の未来”-あなたが仙台市長だったら- が行われます

仙台、鎌倉、奈良の3都市で、今年スタートしたプロジェクトですが、

若い世代の人たちに、仙台市の未来、将来像を描いてもらい、

震災のみならず、普段、日常生活においても、不便に思っていることを解消し、

理想を実現できるかを考える機会を提供しています

ゲスト(株式会社ファミリア代表取締役 島田昌幸様 、ジャーナリスト 津田大介様、毎日新聞社 与良正男様など) を迎え、パネルディスカッションや、御講演頂いたり、

学生同士のグループディスカッション等を行う予定ですので、

皆さん、是非、参加してみてください

詳細はこちら > 未来仙台市 – あなたが仙台市長だったら。|未来自治体 – 若者による自治体デザインコンテスト 

 

〔第2回 さくらゼミナール〕

東北福祉大学3年佐藤多門さん、東北文化学園大学3年竹丸直翔さん、宮城大学1年鈴木一真さん

2012年 10/7(日曜日)

会場 東北大学片平キャンパス さくらホール 大会議室にて、

第2回さくらゼミナールというイベントが行われます

第一部13:00~16:30  第二部16:40~17:30

全国から震災復興関連団体が 東北大学片平キャンパスに集い、

3.11以後どういう活動をしているかをプレゼンしたり、お互いの団体との交流をします

今回の目玉は、当日会場に来られない方のためにも、

全国各地の震災復興支援団体と、ネット中継しながらのディスカッションです

また、全国各地のお菓子持ち寄りパーティーなどもあり、

新たな人脈を作れる交流会なので、皆さん是非、参加してみてください

最新情報は、任意団体さくらゼミナール公式Twitterでチェックしてください

 

〔夜歩ク 故ニ我アリ★〕

 東北大学法学部2年生 伊藤 彩希さん(DOM!NO)

2012年 10/5 (金曜日) 22:30 仙台駅集合

今年6月に立ち上げたDOM!NOという学生団体では、

インプットアウトプットを大事にした価値観共有の場作りを目的に活動しています

第一弾として、〔夜歩ク 故ニ我アリ〕というイベントを行います

仙台から、松島まで、30㌔程歩きます

歩くという原始的な手段を取りながら、疲労の中で生まれる本音とか、

初めて会った人達からいろいろなフィードバックを受けながら、

自分の新たな姿を知ることが出来れば、と思い企画しました

皆さん是非、参加してみてください

 

ゲストライターのミニゲッチュさんには、番組配信の翌日にさくっと原稿を書いてくださって驚きました。
先月に引き続いてのご協力、大変ありがとうございます!

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