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発起人メッセージ・プロジェクト概要資料

第52回『IF I AM』(4/26)

更新日:2012年05月02日

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アラフォーゲストライターの窪田あつこです。
普段エッセイや小説や脚本を書いていますが、こうゆう感じのを書くのは初めて。
うまく書けているか心配ですが、書いちゃったものはもう最後までお付き合い下さ~い。

では、第52回『IF I AM』の、おまとめブログのはじまりはじまり~。

前半

MC: 庭田苑香(東北学院大学4年)
「仙台五橋にある世界と地域のコミュニティースペースファイブリッジからお送りしています。ここに来るとおもしろい学生さんや、社会人に出会えるので皆さんも是非来てみてください」
(じゃ行こうかな。ライターはおもしろい社会人と出会いたい)

さて先日、タビ―とお花見に行った苑香ちゃん。
「桜もきれいでしたが、川の岸と岸の間に今は時期的に鯉のぼりがわーって連なってて、でも一匹川に落ちておぼれちゃってるのがいました」
って、鯉のぼりはお魚だからおぼれないよぉって、思ったりして。

 

そして一組目のゲスト
Japan.Thank You Action 東北支部 井上尚人さん、高橋秀征さん登場。
ここで毎回ゲストの皆さんに聞いている質問。
「3.11は何をしていましたか?」
井上君「大学の図書館で勉強中で机の下に隠れました。書棚の方は本の海でしたね」
高橋君「キャンパスでサークルの話し合いをしてました。校庭に避難して、その後避難所になった体育館で大人数で過ごしました」

そして中身へ
「ではこのJapan.thank you Actionという団体の取り組みは?」
「震災時、世界各国からご支援ご協力いただきました。震災から一年たった今。
今度は私たちのほうから『ありがとう』という感謝の気持ちとしてお返ししよう!
ということで活動させていただいております」

「これは短期ミッションで4月の一ヶ月の活動なんです」
ありがとうの伝え方は具体的にはこう。
「40カ国語以上の言語の紙がありまして、その国のエピソードやコメントを語ってから、
それを持って、その国のありがとうの言語をカメラに向かって言うんです」

解らない国の言葉をたどたどしく言うのも味があっていいのだとか。
そしてその映像はustream
http://www.ustream.tv/thankyou2012
にて配信中。

Japan.thank you Actionって聞いても解らない人でも
このマークを見れば知ってると言ってくれるのだそうだ。
バスの中や本とかいろんなところに貼ってにあってとにかくこれを目にする。
「さすが官公庁さんの力はスゴイ」
「国を動かしちゃってるんですもんね」
このマークとは、日の丸の中に桜の模様。
「だからこの桜の時期にやろうということで短期ミッションなんです」

最初の説明会で胸に響いた言葉があると高橋君。

「日本中に笑顔の桜を咲かせよう!」
このマークにはそういう想いが込められている。
「この活動に誘ってくれた人に感謝しています」

“ありがとう”を届ける活動をしている二人から、“ありがとう”が溢れている。
彼らは“ありがとう”を言ってもらう活動をしているのではなく、
ありがとうの気持ちが溢れている人たちの輪を繋げて、地球全体に想いを贈っている活動をしているのだと感じた。
控えめでさわやかで、それでいてりんとした、まさに桜の花のような印象の二人だ。
「では、私たちはハケまーす」「ありがとうございましたぁ」と、去り際も桜の時期のようにあっさり。

 

この桜の時期、4月だけのミッション。
“ありがとう”の桜の花びらはヒラヒラと想いを乗せて、
決して色あせることなく世界中に舞い散るだろう。

 

と、ここで、“こんな感じなんだよ”と二人のゲストが登場。
関美菜子さん(東北大学4年生)、山田健太さん(東北大学3年生)

彼らが、ナニ語で“ありがとう”を言ったのか、よかったら
http://www.ustream.tv/thankyou2012 こちらで探してみてね。

後半

そして後半
MC; 根本 聡一郎(東北大学4年)
ゲスト;One Young World Japan Committee 事務局長 奥間保胤さん。

 

実は根本君が奥間さんに自ら出てくださいとオファーし、急遽出演決定。
「とても多彩な奥間さんは自己紹介だけで一日が終わるって人。でも簡単に自己紹介をお願いします」
「One Young Worldというのは、世界の次世代のリーダーを育成しようというプロジェクトのJapan Comuttee の事務局長をしています。ホームのロンドンの委員会にも在籍しています」
「奥間さんは武道がすきなんですよね」
「武術に昔から思い入れがあって、武術ってね、ようは自分の身体をいかにコントロール出来るかって事。
自分を良く知るって事なんです。武術が好きな人と踊りが好きな人には共通点があって……」
「はい」
「僕が取り組んでいるのは、槍、薙刀、etc……、合気、柔術、空手……」
と、まだまだある。武術話は続く。
「基本的な動きは似ていて、ある程度までいけば、どれも上達は早い……」
「ほう」
「ただ、なぎなたは例外で、普通の武器術は足を踏ん張って引くことによって
力を発揮するのに対し、なぎなたは全く逆で、浮かせて流れることによって、カブトを割る……
って余談はこの辺にしようか」
「はい! 武術だけで話が終わるので」
(えぇ~根本君が振ったのにぃ? とライターは思ったりして)

 

ここで毎回ゲストの皆さんに聞いている質問。
「3.11は何をしていましたか?」

「東京の神田にいて、中央通りと靖国通りの辺りにいて、街頭のガラスケースも落ちてきて、ビルも揺れて危ないから、
大通りの道路の真ん中に逃げていたね。道路の方が安心だって皆で道路にいたね」

そして中身へ
ところでOne Young Worldとは?
英国認証のNGO。第一回は二年前にロンドンで開催し、
二回目は昨年スイスのチューリッヒで開催。今や世界中の国の代表の参加が180カ国に届きそうな勢い。

「One Young Worldはひとつのプラットホームだと考えている。
ここにコミットしている多国籍企業や政府機関やNGOなどのスポンサー(ここでいうスポンサーとは、金銭支援のみならず、情報、ネットワークの機縁等を含む広い意味での事を言う)
一つ目は、まず企業だったりNGOの人たちの情報のネットワークを構築するためのプラットホームになる。
二つ目は、年一回のサミットを核として世界中の次世代のリーダーになりうる者たちを一箇所に集めることによってその人たちの中での全世界のネットワークを構築する。
三つ目は、本部や各地のコミュニティーがそれぞれ、参加した人たちやその周りの人たちを支援することによって、積極的にその人たちが実際に世の中を変えていける力や、その力を勝ち取るための機会を提供する。
毎年約1200人から1300人の人が参加しているが、参加するだけでは意義はない。
参加して行動を起こしてこそ意義が生まれる。
だからあくまでここは“プラットホームであってツールである”という考えなんだ。

考えるための根底になる情報を与え、コミニュケーションをするためのネットワークを与え、権限を与える。

ぶっちゃけた言い方をすると“よし、みんな思うようにやってくれ!”
そうゆう“自分で成長をする” のバックアップをする場所」

参加者は15歳から30歳。コアになるのは18歳~25歳。
費用はグローバルスポンサーが支援。

参加を申し込みしたければ、HPからエントリーシートがダウンロードできて、
各テーマに添ってショートエッセイを書いてエントリーできるのだとか。

 

「One Young Worldに東北から発して欲しいメッセージは?」

「やはり世界中が注目しているのは、いかに復興をして立ち上がってきたのか、そして立ち直っていくのか。

東北に来て感じているのは、震災に直面している若者達は、
良くも悪くも自由なものの見方が出来るようになっている気がするね。
極端な話。僕が学生によく言うのは年齢的にトライして失敗してもやり直しが出来るから、
やりたいことがあるなら是非トライしなさいって、まあ、これにも向き不向きもあるから人を見て言っているけど」

「再チャレンジは、日本では難しいというイメージがあるが、どうでしょう?」

「世界的に見ても再チャレンジは簡単なわけではないです。
ただ、一言で失敗といっても、失敗には様々なケースかある。
(時期や手段や中身や力量や資金や社会的なことなどなど)
だから能力はあって周りを動かせる力があっても失敗することもある。
そうゆう人たちをいかに引き上げるかというのは重要だね。

自分の出来る事、理念、をモデルがどういったものなのか。
だけど本質的なものの議論が、そもそもされていないことが問題だと考えている。
まずは得意なもののアプローチからはじめよう。」

「One Young Worldにエントリーしたいというコメントがあるのですが」
「もう、ガンガンエントリーしてください。僕個人としては、全く違う視点の意見にコメントをして、リアクションが帰ってくることは楽しいことだから、
是非積極的にトライして欲しいです」

「ここで、まだ2%も出せていない奥間さんとは、時間の都合でお別れです」

奥間さんも2%も出せていないという言葉に思わずハハハ。
そして嵐のように去る。

 

前半は“笑顔とありがとうと爽やかと桜”のやわらかい春の雰囲気でしたが、
後半は“こうしちゃいられない!” と、夏に向けて闘志がギラギラと沸いてきて……。
なぁんて。同じ番組で二度おいしいみたいな空気を感じたのは、ライターだけだったでしょうか?

それにしてもなんだろう、観て書いて、そろそろ書き終える、
このすがすがしい達成感は!

さ、
ではでは、ゲストライターの私はコレにて失礼します。
読んでくださった皆様をはじめ、視聴者様。
そしてこの番組に関わる全ての皆様、参加できて幸せでした。
ありがとうございました。

39歳 サンキューって事で。窪田あつこ

 

 

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以上の記事は、ゲストライター窪田あつこさんに書いていただきました。
ありがとうございます!!

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