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発起人メッセージ・プロジェクト概要資料

第53回『IF I AM』(5/3)

更新日:2012年05月08日

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はじめまして、ゲストライターの山﨑桃子です。
普段は都内で大学職員をしております。
復興に携わりたく、ブログのお手伝いをさせていただきます。よろしくお願いします!
さて、被災地の「今」を伝える情報番組『IFIAM』。
53は、地元っ子が送る熱い青森話と、かわいい経済復興商品のご紹介です。

*本日の番組プログラム*

① 「続・これからの八戸の話をしよう」(地元っ子3名によるフリートーク)
② 石巻に花を咲かせよう! かわいい経済復興商品‘saki-pon’のご紹介♥
③ アフタートーク 被災地へ行くということ
全編MC:松ヶ根北飛(東北学院大学4年)でお送りします。なお、番組はこちらで配信中です。

「続・これからの八戸の話をしよう」

 漆田義孝(NPO法人ファイブブリッジ)/庭田苑香(東北学院大学4年)/橘宏卓(同大学3年)

‘青森県の魅力を知って頂こう!’という地元応援企画。
前回の24時間放送でお届けした「これからの八戸の話をしよう」の続編です。
青森出身の上記3名によるフリートーク形式で、地元っ子ならではのお話が満載でした。

  青森にまつわるコスプレ

まず大友赳雄(東北学院大学3)君が、夏のセーラー服姿で登場。
うわぁ~女子高生じゃ考えられない胸板の厚さ!笑
爽やかな紺リボンのこちらの制服、八戸東高校のものとのこと。
と、もう去る大友君!  このためだけの特別出演でした。
普段は本番組の配信担当をしてくれています。アリガトウ大友君♥

一方、苑香ちゃんはAKBのコスプレです。AKBと青森、何か関係が・・・?

「実は、GIVE ME FIVEという曲のPVで、あっちゃんの手紙に
 青森県八戸市豊崎町西ノ沢と書いてあるんです!」

へぇ~と思い早速検索してみると、ありました!しかもはっきり見えます。
一瞬なのでお見逃しなく。

 青森県内の位置関係 八戸ってどこにある?

つづいて青森の主要都市を手書き地図でご紹介。
なんともシュールな地図でライターにはツボでした()
八戸市は岩手県と隣接する沿岸部、そう、震災の被害が大きい場所ですね。
弘前市は秋田県側。五所川原市がその上。青森市は真ん中で、むつ市が北東と。
ふむふむ。青森の地理はこれで大丈夫そうです。

 青森といえば? 祭り!!

皆さまご存知、ねぶた祭り。ですが、実は1種類ではないんです!
青森市で行われるのが一番有名な‘ねぶた祭り’で、弘前市では‘ねぷた祭り’、
五所川原市では‘立倭武多祭り’と呼ばれ、それぞれ異なる特長がある夏祭りです。

祭りにかける青森県民の想いは大変熱く、インフラさえも祭り重視だそう。

「青森市内は、ねぶたが街中を通るので、電柱と電線がないんです!
コースを確保するために全部地下に埋めちゃうほどの熱を入れようで。
 だから昨年の六塊祭のねぶたは、正直言って…ちゃっちい!
 今年は本物が復活するので、是非見に来てほしいですね。
 青森のねぶたはあんなものじゃない!」

「弘前も電柱ないですね~。弘前のねぷたは扇型で、青森市のものより平面的。
でも幻想的な雰囲気は負けてないし、あんなに大きなものが動くとすごいですよ」

「五所川原市の立倭武多(たちねぶた)は橘くん行ったことあるんだよね?」
「はい、もう、すごいですよ。とにかくでかくて。うぉぉぉぉ!って。
例えるならビルですね。20m以上あるかな?とにかく、うぉぉぉぉ!なんです」

橘くんの興奮っぷりをぜひ見て頂きたいなぁ。「うぉぉ!」が逆に分かりやすかったですよ♪
苑香ちゃんによると、
「立ちねぶたの館」で一年中ねぶたを公開しているとのこと。

「全部夏開催で日程が近いから、祭りをはしごすることも出来ますね」
「そう、八戸三社大祭→青森ねぶた→五所川原立倭武多→弘前ねぷたって回れます!」

ライターも一生に一度は全部お目にかかりたい、東北の祭り。
夏に向けて、青森はもう動き出しています。
今年は是非、本物の迫力と東北魂を見に行きましょう♪

 むつ市の恐山 実際は幻想的な遊宮城

「恐山ってすごく誤解されています。
あそこは極楽浄土のようにきれいで幻想的な空間があるんです。
一年中モヤがかかっていて、山頂から下を見るとまさに異空間!」

そんなに景色のいい山だったとは・・・。沖縄の海のような極楽浜にびっくり。

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その後、イタコや方言、地元が生んだ有名人などのお話が続き、お時間に。
地元愛溢れる3人のフリートークは面白いですね!またの開催をお楽しみに♪

② 石巻に花を咲かせよう! かわいい経済復興商品‘saki-pon’のご紹介

ゲスト:菊池遼君(山形大学4年)  MC: 松ヶ根北飛(東北学院大学4年)

菊池君は、経済復興プロジェクトチーム「スタート(仮)」の発起人。
スタート(仮)では、被災地スタディツアーや、経済復興商品の企画販売を行っています。
チーム立ち上げには、こんな背景があったそうです。

「最初はボランティアバスを出して泥かきや瓦礫処理をしていました。
でも、それだけでは復興していかないなと考えて。
やっぱり経済復興しないと、 例えば石巻などはこれからも住んでいけないよねと。
そこで、なにか商店街の方々へお手伝いがしたくて、
経済復興プロジェクトチームを立ち上げました」

日々のボランティア活動を通して実感した経済復興の必要性。
いち早く行動に移し、新たな経済復興商品も開発しました。
そして完成した超かわいい新商品がこちら!

  石巻がまた、花咲きますように。
  saki-pon 

まるでファーみたいに、ふわふわ♪
ピアスなどのアクセサリーや、ストラップ、バックに付けたりと色々使えそうです。

saki-ponという名前には意味があって、『石巻にもう一度花を咲かせよう』の‘咲き’と、
『チアガールのポンポンのように、皆で石巻を応援しよう』という想いが込められています」

  saki-pon誕生の裏には、石巻の商店街で出逢った呉服屋さんの存在が。

「その呉服屋さんは、津波で反物が水に浸かってしまったそうで…。
そういう反物は結局売り物にならないんですよね。
でもなにか上手く再利用できないかなと考えていたら、
東北地方の伝統的な“裂き織り”という技術を見つけたんです」

“裂き織り”とは、使えなくなった布を裂いて、糸の状態にし、また布に織り直す技術。
その技術を震災時にもう一度使ってみないか?ということで、
反物から出来上がったのがsaki-ponです♪ 

saki-ponを買って頂くと、反物を提供してくれた呉服屋さんへ収益金が送られます。
仙台KANEIRI Museum Shopで販売していますが、
先日完売してしまったのでまた明日いれます!
今後はネット販売もしていきたいと思っています」

現在はプロジェクトチームのスタッフさんが手作りしているsaki-pon
ゆくゆくは仮設住宅にお住まいの方にも作って頂きたいと考えているそう。

■saki-ponTwitterアカウントはこちら。
フォローをして頂けると嬉しいです♪

Twitterアカウント saki_pon_11

エコでかわいいsaki-pon。大ヒットの予感です・・・!!
是非皆さまの周りの方にも、ご紹介ください♪

③アフタートーク 被災地へ行くということ

出演者:鋤柄貴也さん/勝部達也(東北大学4)/松ヶ根北飛(東北学院大学4年)庭田苑香(東北学院大学4年)

勝部君(いつもケーキを作ってきてくれる達也シェフ)は、最近被災地を訪ねたとのこと。
その際にこんなことを感じていました。

「被害にも色んな程度があるんだなと。
実際に被災地に行って現地の人と触れ合うのはいいなぁと思いました。
体感するというか、とにかく自分で見ると全然違うんです。
観光地でも全く波が来なくて被害がないところもあるし、
だんだんお店が復活しているところは、本当に良くしてくれてすごく元気がもらえる!
現地の人から元気をもらおう、という明るい気持ちで観光に行ってほしいですね」

また、被災地の耳寄りなグルメ情報も教えてくれました。

■陸前高田 “中華屋食堂 熊谷” の坦々麺

「白と黒の2種類があって、本当に絶品。
僕は今まで食べたラーメンの中でベスト3があるんですが、
その1位と2位がこの熊谷さんの坦々麺!
白の方はコクがあって、黒の方は黒酢を入れると箸が止まらなくなります」

■大船渡 “四季旬彩 中村” のマグロのかま焼き定食

「かまがめちゃくちゃ美味くて。白子のように繊細な身もありつつ、
ステーキのように豪快な味もしつつ、 油もこう、
すっとくどくなくて楽しめます。本っ当にオススメ」

絶対行かねばと思うほど、美味しそうなお話です。
東北へお越しの際は是非、お店へ足を運んでみてください!

一方、鋤柄さんは1ヶ月前に愛知から仙台へ転職してきたそう。
彼も被災地を訪ねて、先程の勝部君と同じような想いを抱いていました。

「自分の目で見て、現地の人の声を聞けたことが本当に良かったです。
そして日本全国の震災に対する温度差を感じました。それをなんとかして打開したい。
今度は伝えていく側になりたいし、被災者の方と共に仕事をしたいと思いました。
それと、これから情報発信の場がとても重要だと思うので、 是非皆さんには続けてもらいたい。
『IFIAM』を応援しています!」

『IFIAM』メンバーの目的である、『現地の声を全国に伝えること』。
震災から1年と少し経ち、改めてその大切さを実感した第53回でした。

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それでは、以上で第53回のまとめブログを終わりにいたします。
この場を借りて、笑顔311の皆様と視聴者の方々へ御礼申し上げます。
本番組に携われて、復興のエネルギーを感じ、とてもとても幸せでした。
視聴者の皆様、これからも『IFIAM』をよろしくお願いします。
長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!

                            山﨑 桃子

 

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以上の記事は、ゲストライター山﨑桃子さんに書いていただきました。
ありがとうございます!

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