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第66回『IF I AM』(8/2)

カテゴリー:IF_I_AM, 番組情報   タグ:, , , ,

更新日:2012年08月27日

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こんにちは。ゲストライターの長谷川まみです。
暑い日が続いておりますが、皆さま元気にお過ごしですか?

それでは、第66回2012年8月2日配信の『IF I AM』をご紹介します。
第66回『IF I AM』の録画はこちらです。

<番組出演者>
根本聡一郎(東北大学文学部4年)
庭田苑香(東北学院大学4年)

<番組内容>
・オープニングトーク
・相馬野馬追の中継報告
・福島県の小高区についてのお話
・Shirakawa week 14daysの紹介
・エンディングトーク

 

◆オープニングトーク

まずはじめに気になるのが根本さんのTシャツ。
こちらは、せんだいメディアテークで開催されていた
「荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町」で
買ってきたイベントグッズのTシャツです。

●荒木飛呂彦原画展 ジョジョ展 in S市杜王町 WEBサイト

仙台市は荒木先生の出身地であり、第4部・第8部の舞台「杜王町」の モデルです。
「杜王町」ならではの『ジョジョ』の世界(ザ・ワールド)を 体験できる展示になっており、
根本さんが訪れた日も8:30には長蛇の列になっているほどの 大盛況だったとのことです。

今回の展示は、荒木先生にとって初となる本格的な原画展。
たくさんの原画が順にならんでおり、大きなサイズの絵は大迫力だったそうです。
原画展だけでなくスマホやARを活用したアトラクションや 物販も充実しており、
根本さんはとっても楽しめたとのことで、 あまりジョジョに詳しくない庭田さんも興味津々の様子でした。

また、「ジョジョ展 in S市杜王町」の収益の一部は東日本大震災からの
復興支援にあてられるとのことです。

 

◆相馬野馬追の中継報告

7月29日に庭田さんたちがが一番盛り上がるポイントで中継を行った
福島県の伝統の祭り「相馬野馬追」についての報告がありました。

●相馬野馬追 執行委員会公式ページ

相馬野馬追は、相馬市・南相馬市原町区・南相馬市小高区の 3箇所の地区から
武者たちが集まって競い合う祭りです。
昨年は、震災と原発の影響で大幅に縮小しての開催でしたが、
今年は原発から30キロ圏内の小高区も警戒区域の再編で 立ち入りが可能になり、
2年ぶりの本格開催となりました。

そんな中、今年は2日目の一番の目玉「甲冑競馬」と
「神旗争奪戦」の中継を行いました。

甲冑に身を固めた500騎あまりの騎馬武者が
刀と一族の家紋の旗を背中に挿して野原を駆け回る
まるで戦国絵巻のような甲冑競馬。

打ち上げられた花火から落ちてくるご神旗を
馬に乗ったまま鞭で絡めて奪い合う 難易度の高い戦いの神旗争奪戦。

庭田さんたちが一番盛り上がるポイントで
中継をした 迫力のあるアーカイブ映像をぜひお楽しみください。

★アーカイブはこちら

近くでみた庭田さんは、騎馬武者たちの勇壮な姿と
勢いに圧倒されてしまったようです。
また、印象的だったのは女の子の騎馬武者もいたこと。
そして、騎馬武者のサポートについている人々の姿からも
真剣そのもので一族の誇りをかけて戦っているのが伝わってきたそうです。

 

◆福島県の小高区についてのお話

庭田さんは、今回の取材で南相馬まで来たことをきっかけに、
警戒区域だった小高区の立ち入り禁止ぎりぎりの区域まで
初めて足を踏み入れたとのことです。

そこは想像以上の光景が繰り広げられており、
まったく人がいない区域の光景は、 同じ被災地でも人が入っている宮城とは
様子が大きく違うとのこと。

中でも人がいないという現実を痛感させられたのは 普通に人が暮らしていた地域が
野生の王国と化してしまっていた様子でした。
鳩やカラスではない野生の鳥がたくさんいて バサバサと大きな羽音をたてて飛び交う・・・
そこはまるで、日本ではないような雰囲気になっていました。

瓦礫の処理がまったくされておらず、 草と瓦礫が一体化されており、
映画の廃墟のような状況で、 手をつけることもできず朽ちていくのを
待つしかないような 様子がとても衝撃的だったそうです。

車もすれ違わないし、だれも住んでいる様子がない。
復興もどころか、元通りになる気配すらない 難しい現実を目の当たりにしたと、
庭田さんは悲痛な表情で語っていました。

根本さんも庭田さんも引き続き、 原発についての議論を行っていきたいという思いをもっています。
今月中にも議論の場を設けられるように検討していくそうです。

 

◆Shirakawa week 14daysの紹介

根本さんより、以前、『IF I AM』にも出演したTEAM iupsの遠藤健さんが
中心になって 開催されるイベント「Shirakawa week 14days」の紹介です。

●TEAM iups

TEAM iupsは、福島県を盛り上げるために福島県出身の大学生によってつくられた 学生団体で、
遠藤さんも白河市の出身です。 自らの地元、愛着にある地域を楽しむ!をモットーに、
震災前から若者で地域を盛り上げていこうと活動しています。

●フェスティバルFUKUSHIMA! 世界同時多発イベント「Shirakawa Week 14days」

7月30日~8月12日に開催され、 大学生が小中高校生に夏休みの宿題を教える
学習交流のイベントや 開沼博(社会学者)のシンポジウムなどさまざまなコンテンツが行われました。

4日は東北で活動する学生団体のフォーラムが行われ 『笑顔311』も活動についてプレゼンを行いました。

 

◆エンディングトーク

先週の夏祭り特集で紹介された、庭田さんの出身地八戸市の祭り、 三社大祭の話題です。

今年も7月31日~8月4日に開催され、華やかな山車絵巻が繰り広げられました。
震災が起きてからは、復興をテーマにした山車も増えているとのことです。

青森の祭りというと、ねぶた祭りを思い浮かべる方も多いと思いますが、
庭田さん一押しの三社大祭にも注目してみてください。

●八戸三社大祭

東北の夏はたくさんの伝統的な祭りが開催されます。
来年の夏は、東北の祭りを堪能しに東北に訪れてみてはいかがでしょうか?

●東北まつりネットワーク

 

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ゲストライター長谷川まみさんは、第59回『IF I AM』の記事に続いて2度めの登場です。
情報盛りだくさんの内容をわかりやすくまとめてくださって、ありがとうございます!

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