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第38回『IF I AM』(1/19)

更新日:2012年01月28日

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『IF I AM』は今回から毎週木曜日21時より、仙台・五橋のコミュニティスペース「Five Bridge(ファイブブリッジ)」からお届けすることになりました。
心機一転、よろしくお願いします!


今回のMCはそのかちゃん(いつものパートナー、アキバ忍者は東京に行ったまま帰って来ないそう…)。
ゲストにNPO「Five Bridge」の漆田さん、JASPの佐藤くんをお迎えし、最後はいつものアフタートークで締めました。

番組の録画はこちらです >> 第38回『IF I AM』

出演者

  • MC
    東北学院大学法学部3年 庭田苑香さん
  • ゲスト
    NPO法人ファイブブリッジ スタッフ 漆田 義孝さん
    3.11全国学生プロジェクト(Japan All Studentsproject→JASP)
    東北大学3年 佐藤 恵太くん
  • アフタートーク
    宮城大学3年 沼倉晃くん
    東北大学4年 嶋崎高史くん
    東北大学修士2年 阿美利幸くん
    東北大学3年 根本聡一郎くん

1.ファイブブリッジ漆田さんのお話

今回から『笑顔311』と連携して活動してくださることになったNPO法人ファイブブリッジについて、スタッフの漆田さんから説明していただきました。

ファイブブリッジとは

仙台駅や河北新報社などのメディア、東北大学などの大学が近くにある五橋にある『ファイブブリッジ』は、貸し会議室やシェアオフィスがあるコミュニティスペースです。

「ビジネスマンデー」という週替わりのテーマで社会人や学生が集まって議論をするというイベントや、「みやぎのこせがれネットワーク」という県内の生産者を応援するためのイベントの開催など、人と人がつながったり地域を活性化させたりする様々な取り組みを実施されています。

この場所を拠点に面白い人々が集まって、色々なコラボレーションが生まれることを目指して運営されているそうです。

ほやエキスポ

『IF I AM』のMCの一人である根本くんが興味津々、ということでファイブブリッジのコミュニティから生まれた「ほやエキスポ」について詳しく話してもらいました。

石巻はサバやアナゴ、カキなどたくさんのおいしい魚介が捕れます。
ただ、カキは松島、サバは金華さばなどのブランドイメージがあるので、石巻が良い漁場であるというイメージが持ってもらいにくい。
そこで、漁場としての石巻を知ってもらうために「ほや」をアピールしていこう!というアイデアから始まったのが、「世界ほやエキスポ」。

2010年7月に開催された「ほやエキスポ」では、アトラクションとして「ほやチンコ」を用意したり、ほや娘が登場したり、美味しい屋台をたくさん出したりして、とても盛り上がったそう。東スポにも出たそうです!
☆「ほやチンコ」ってびっくりする名前ですが、ほやを使ったパチンコだそうです。
ここに映像がありました
> ほやちんこ(ほやのパチンコ)@ほやエキスポ in 石巻

昨年5月に2回目を開催しようとしていたところ、3月に地震が起き、養殖していたほやがすべてながされてしまったために、残念ながら延期になりました。
ほやの生育状況によって2014年頃になるのではないかということですが、絶対にまた開催する、とのこと。
そのときにはぜひ、遊びに行きたいですね!

こんな風に面白いプロジェクトが生まれる「ファイブブリッジ」では、現在一緒にフットサルをするメンバーを募集しているそうです。
ファイブブリッジのブログ等で情報発信されているそうなので、カラダを動かしつつ仲間を作りたい人はアクセスしてみてください。

2.JASP佐藤くんのお話

JASPとは「Japan All Students Project(全国学生プロジェクト)」の頭文字で、

  1. 全国の学生とつながり、未来を創る
  2. みんなで「ワクワク」「ドキドキ」したい

というコンセプトのもと 、福島の大学生が立ち上げたプロジェクトです。

佐藤くんは、震災後に何度かボランティアに行ったりもしたけれど何かもっとできないかと思っていたときに、大学の先輩から誘われたのがきっかけでJASPで活動するようになったそうです。

全国たすきリレー

今JASPが取り組んでいる活動のひとつが、全国の学生による「たすきリレー」です。

「日本を一本に」という合言葉のもと、全国30以上の都道府県の大学生が参加し、各都道府県の中で47キロをひとり1キロずつ、全国の思いを福島に、福島の思いを全国に届けよう、という思いのもとたすきをつないで走る、というイベントだそうです。

2月15日に沖縄と宮崎を出発して2つのルートで北上し、北海道も回った後に3月11日に福島で合流する、という壮大なプロジェクトです。

JASP in FUKUSHIMA

「JASP in FUKUSHIMA」は、3月10,11日に、福島市内と福島学院大キャンパスで行われるイベントです。
「全国たすきリレー」のフィナーレを祝ったり、学生ブースを出して盛り上げるそう。

現在ランナーと運営スタッフを大募集中、とのことですので、興味のある方はJASPのホームページからコンタクトをとってください。
または、県ごとに窓口があるそうで、宮城の方は佐藤くんのTwitterアカウント@feintscrew に連絡するといいそうです。

みちのくギャザリング

JASPとは別に佐藤くんが参加している「エコ・リーグ」の「みちのくギャザリング」というイベントについても紹介してもらいました。

これは、2月23日から26日にかけて、福島県で3泊4日で行われる合宿型のイベントです。
対象者は「成長したい」「何かやりたい」と思っている青年、とのことで、そういう若者たちが集まって語り合うことで、実際に行動に起こせるプロジェクトを生み出すのが目的だそうです。

毎年このイベントをやっていて、これをきっかけにすごく変わる人がいる、何かやりたい!と思っている人はぜひここに来て仲間を見つけて欲しいと、佐藤くんから熱いメッセージをもらいました。

アフタートーク

アフタートークに参加してくれた阿美くんと島崎くんは、第36回『IF I AM』の「学生復興会議(テーマ:原子力発電の是非について)」を共同で企画してくれた学生団体E.B.S.G.のメンバーです。
今回は、2月9日(木)に仙台で行うイベントのお知らせを持ってきてくれました。

ライフネット生命代表取締役社長出口治明氏講演会『出口流・組織を動かす思考軸』
震災以降、色々なプロジェクトが立ち上がり、組織を動かすという立場の人が増えたのではないか、という課題意識から、企業を動かす立場である出口社長を招いての講演会を企画したそうです。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
>> Economics and Business Study Group: 次回勉強会のご案内 

また、2月16日には、12月の「学生復興会議」に続いてもう一度原発についての議論を行う予定です。
前回は福島県出身の方の参加が少なかったので、次回は福島県出身の方を増やした形で開催とのこと、ぜひオンライン上での参加もお待ちしてます!

アフタートークでは、いつもゲストトークの感想を話してもらってますが、今日はやっぱり「ほやチンコ」のインパクトが大!ということで、あらためて笑いが巻き起こりました。

みんなファイブブリッジには馴染みが無かったようですが、楽しそうな雰囲気を見て、月曜日のビジネスマンデーにもぜひ参加してみたいと沼倉くん。
ファイブブリッジ側としては学生の利用大歓迎とのことなので、今後は「ほやエキスポ」のような面白いことをやっている大人たちとも交流を深めていけるといいですね!

第38回『IF I AM』配信時の皆さんのつぶやき